家の回線(auひかり)を使ってインターネットに接続すると「接続中の Wi-Fi は安全ではありません」というメッセージが出る。解消法(極めて単純)を知ったので一応ブログに残しておきます。
Wi-Fiが安全じゃないってどゆこと?
PCやスマホをインターネットにつなぐときはまずアクセスポイント(ルーター)に接続すると思います。このデバイスとアクセスポイント間の通信は他者が知ることができないように暗号化されているわけです。
暗号化の規格はWEP、WPA、WPA2など複数あります。
WEPが最も古く、WPE2が最も新しい規格となり、安全性の強度は
弱 WEP<WPA<WPA2 強 となります。
このうちWEP(Wired Equivalent Privacy)のセキュリティ強度は極めて脆弱で、現在は使用しない方が良いとされています。
そのため現在でもWEPの規格を採用している回線を利用すると「安全性に問題がある」というメッセージが表示されるわけです。
因みにWPA(Wi-Fi Protected Access)やWPA2(Wi-Fi Protected Access 2)の規格にはAES(Advanced Encryption Standard)という暗号方式が採用されていることが多いので、AESと表記されている場合があるかもしれません。
どう解消すればええの?
実は解決策は極めて単純。
WEPを採用している回線を利用しなければ良いのです。
auひかりを利用している人は
- aterm-○○-g
- aterm-○○-gw
- aterm-○○-a
- aterm-○○-aw
などがあると思います。このうち「w」の文字がついている「gw」と「aw」はWEPを採用しているという意味です。なので解決策として、「gw」や「aw」は利用せずに「g」や「a」を利用することで(たぶん)メッセージは表示されないと思います。
因みに「g」は「a」AESの暗号方式を利用しているのでセキュリティの強度は高くなります。
あと「aterm(エーターム)」は何かの規格ではなく、NECの無線LAN製品のブランドのことです。
NECのハードウェアを使ってるんだくらいの感覚で良いと思います。
最後に「a」と「g」の違いですが、これは周波数帯の違いを表しています。
- 「g」…2.4GHz帯を使用。障害物に強く通信距離が長いが、電波干渉しやすく通信が不安定になりやすい。
- 「a」…5.0GHz帯を使用。電波干渉しにくく安定しやすいが、障害物に弱く通信距離が短い。
なのでどのデバイスに接続するかによって変えると良いと思います。
終わりに
今回は自宅のWi-Fiのセキュリティについて軽く書きました。
正直意識して調べないと、知ることはあまりないですよね。
前回ITパスポートについて書きました。
ITパスポートは専門的な内容は問われませんが、ITの全体像を知ることはできるので以前よりもネットワークの状態を気にするきっかけにはなりましたね。
そういった点で非常に有意義だったと思います。
皆さんもご自身が利用しているネットワークの状態を今一度見直してみてはいかがでしょうか。
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