コロナウイルスの感染拡大が始まって一年。
最近では家庭内の感染を防ぐことが課題の一つになっています。
今回はコロナウイルスの家庭内感染を防ぐために、
炊事・食事面の僕個人の対策をご紹介したいと思います。
- 大皿は使わず取り分けた状態で食卓に並べる。
- 人によって使用するお皿を決めておく。
- 可能なら別々の部屋で食事をするか、食事する時間帯を分ける。
- 使用したお皿は必ず洗剤(界面活性剤)で洗う。
- 場合によっては煮沸消毒を行う。
1. 大皿は使わずに取り分けた状態で食卓に並べる。
家族の内の誰かが感染していた場合、大皿から料理を取り分ける際に感染が広まってしまう可能性が一部で指摘されています。(媒介物感染とも呼ばれるそう)
そのため惣菜などは人ごとに別々の皿に取り分けた状態で食卓に出しましょう。
そうなると使う食器が増えるために洗い物が大変になる…という声もあると思います。
そんな方には以下のような仕切りがある食器がおすすめ!
複数の惣菜を一枚にまとめてしまえば皿洗いの手間は格段に減ります。
主菜・副菜もこれ一枚で済むのでお勧めです!大きさも程良く、我が家でも重宝しています。
2. 人によって使用するお皿を決めておく。
料理だけでなくお皿が媒介物となって感染が広がる可能性もあります。
どのお皿を誰が使うのか決め、他の家族のお皿は使わないようにする対策も有効です。
ただここで面倒になるのは食器を分けること。
新しく食器棚を買うこともできないし、何よりスペースがない…
そんな場合はいっそのこと一人用のキッチンラックを購入してしまうのも手です。
一人一人のラックを設けてしまえば混同してしまうこともなく区分けできます。
お皿を使用する際は自分のラックから取るというルールを家庭内に浸透させれば、
ウィズコロナの時代でも家庭内感染は低減できるでしょう。
3. 可能なら別々の部屋で食事をするか、食事する時間帯を分ける。
これはかなり有効な手段ですが、それだけに習慣化すると寂しいものです。
食事は家族のコミュニケーションの重要な場です。別々に食事をするということはそれだけ家族の関係を希薄なものにしてしまう可能性があります。
そのため必要に応じて取り入れるのがおすすめ。
地域の感染者が増加傾向がある時、同じクラスや職場で陽性者が出た時などだけ別々に食事をするようにするなど、時と場合によって使い分けると良いでしょう。特に家族の中に陽性者が出た場合はぜひ実行して頂きたいと思います。
4. 使用したお皿は必ず洗剤(界面活性剤)で洗う。
使用したお皿は必ず洗剤(界面活性剤)で洗うようにしましょう。
以下の厚生労働省のページに詳しい情報が書かれています。
界面活性剤は、ウイルスの「膜」を壊すことで無毒化するものです。9種類の界面活性剤が新型コロナウイルスに有効であることが確認されています。
- ・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
- ・アルキルグリコシド(0.1%以上)
- ・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
- ・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
- ・塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
- ・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
- ・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
- ・純石けん分(脂肪酸カリウム)(0.24%以上)
- ・純石けん分(脂肪酸ナトリウム)(0.22%以上)
以下が有効な界面活性剤を含有するものとして事業者から申告された製品リストです。
https://www.nite.go.jp/data/000120019.pdf
2021年2月3日現在の最新のものですが、随時更新されているみたいなので以下のサイトでチェックするようにしましょう。
5. 場合によっては煮沸消毒を行う。
もしこれまでの対策をしても尚心配だという場合は煮沸消毒が良いでしょう。
食器や箸などには、熱水で80℃の熱水に10分間さらすことで、ウイルスを死滅させることができます。ただしこの方法は陶器や磁器、金属、耐熱ガラスなどにしかできず、一般的なガラスや木製の食器などはできないので注意しましょう。
箸は木製しかもっていない…という方はステンレス製の箸の購入を考えてみましょう。
ステンレス製であれば煮沸消毒できるのでお勧めです。
上記のリンクでは比較的安価なものを載せましたが、中には新潟県燕市など金属加工で有名な会社からも出ているみたいです。
ただ皿洗いをした後にさらに煮沸消毒となるとかなり手間が増えるので
煮沸消毒も必要に応じて取り入れるようにしましょう。
最後に
いかがでしたか?
やはりコロナウイルス対策となると、これまで必要のなかった処理をすることになり、手間は確実に増えます。大切なのは如何に増える負担を少なくするかという点だと思います。
コロナ対策がしやすくなるように食器・キッチン用品を購入することも必要ですし、
感染者数や学校・職場の状況を見て実施の判断をすることも大切でしょう。
コロナウイルスは無症状の感染者も多いようですが、感染した場合に味覚障害や嗅覚障害がみられるケースがあるのも事実。感染しないに越したことはありません。
あなたもウィズコロナの社会を見据えて家庭内にコロナ対策を習慣化してみでは如何でしょう。
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